骨粗しょう症
- HOME
- 骨粗しょう症
骨粗しょう症について
骨粗しょう症はどんな病気?
骨の量が減って骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
どんな症状がでるの?
骨粗しょう症の状態が続くと、背骨が変形して曲がったり、身長が縮んだり、転んだときに、簡単に手首や大腿骨(足の付け根)が折れたりします。
症状がなくても検査で骨粗しょう症と診断される場合もあります。
歳をとったら骨が減るのはあたりまえ!?
歳をとったら血圧が高いのはあたりまえ?
血圧を高いまま放置していますか?
骨粗しょう症は、男性に比べて女性に多いのです。60歳台では男性の7.9%に対して、女性では29.6%が70歳台では男性の15.5%に対して、女性は44.3%が骨粗しょう症になっています。
骨粗しょう症の予防と治療の最終目標は?
骨折を予防し、寝たきりにならないことでただ長生きするだけでなく、動ける日常生活を送ることです。
対策
- まず現在の状態を知ることです。背骨のレントゲンを撮影し、できれば骨密度を測定しましょう。
身長が縮んでいる人は特に注意しましょう。
自分は正常なのか、骨粗しょう症なのかそれとも境目の低骨密度群(骨粗しょう症予備軍)なのか把握する必要があります。 - 食事療法:牛乳など乳製品を中心としたカルシウムたっぷりの食事をとりましょう。高齢者の必要量は600mgから800mg/1日です。
牛乳は1本およそ200mgです。牛乳・乳製品がだめなら豆類です。豆腐は半丁150gで180mgカルシウムが含まれています。 - 運動療法:適度な運動は、骨の量の低下を防ぎます。
できれば屋外の運動がいいでしょう。
その理由は、太陽の紫外線はカルシウムの吸収を助けるビタミンDを作るからです。 - 薬物療法
さまざまな治療薬がありますが、代表的なものはカルシウム剤 :カルシウムそのものを補充します。
ビタミンD:カルシウムの吸収を助けます。
ビスフォスフォネート剤:骨からカルシウムがぬけるのを防ぎます。
いずれも血圧の薬と同じく飲み続ける必要があります。
骨粗しょう症に対する治療は今すぐ痛みで困っているわけではなくても、5年先、10年先まで動いて日常生活できるよう、寝たきりにならないようにするためのものです。“将来に対する毎日の貯金と考えてください。
骨密度測定装置
GEメディカルシステムズ社製 骨密度測定装置
最近「健康寿命」という言葉をよく聞きますが加齢に伴い骨がもろくなる骨粗鬆症が問題となってきています。自分の骨密度を測定する必要があります。
超音波による方法やレントゲン撮影による方法もありますが、DEXA(Dual-Energy X-ray Absorptiometry):デキサ法といって腰椎および大腿骨で計測する方法が信頼性が高いと言われており、「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」でも推奨されております。当院では骨粗鬆症治療薬の作用の判定にも使用しております。
絶飲食など特別な前処置は必要なく、検査時間は7~8分です。
骨粗鬆症あるいは骨粗鬆症が疑われる場合のみ保険診療の適用となります。